COSMOS★COPY@はて部

あなたの商品を届けたい人に。セールスコピーライターの日常的なつぶやき。

世界観があるとしたら、その原点。

私は、社会人になるくらいまで

肩のチカラを抜けない人 でした。

思い返すと、なんでここまで防衛反応を示していたのかというくらいですが、
いつもガチガチに緊張していました。
そういえば、小学生のころからすでに首が重かった……。

今振り返っていくつか思ってみるのは

両親が厳しかった
ということも一因あるかも。

愛情を持って育ててくれたということは
十分に受け取っているのですが

しつけにはうるさく、
勉強に求めるハードルも高く、
すくなくとも、
女の子だから可愛い!って言って
育てられた記憶はありません。

どうやって気を引いたら
可愛がってもらえるか、と思ったことは
記憶の限りではほぼほぼありませんでした。


そのかわりに私を救ってくれたのは

音楽だったり、美術だったり、
映画だったり、ラジオだったり、
本だったり。

こうやって羅列してみると
こじらせているラインナップですが、

それらに触れる瞬間だけが
外部に対するバリアを解ける時間でした。


ごくごく稀に、

センスが良いね、とか
独特の世界観があるね、とか
こびないね、とか
フラットだね、と

言っていただけるのは

まだ子供だった頃の
じっとひとり、
自分と向き合ってきた時間の欠片が
どこかに残っているからだと思います。


今になって褒められるなら
あの頃、たまーに膝を抱えていた時間も
悪くないものだ、と思います。